プチメタ3.0

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果たして人感センサーはエコなのか



エコ、エコと叫ばれて久しいが
職場で省エネのために
人感センサーで点くように変わった電灯がある。
だが、かなり通行頻度の高い場所に取り付けられただけに
これで節約になっているのかがイマイチわからない。

不要なときに電灯が点いているのは確かに無駄で
それが軽減されるなら確かに節約なのだが、
人感センサー自体も電力で動作しているはずだ。
このセンサーはずっと稼動しているか、
最低でも電灯が消えているときのみ作動していると思われる。

電灯そのものの性質も考えに入れるべきで、
たとえば点灯する瞬間に普段以上の電力を必要とする場合、
点灯時間の合計が同じでも
頻繁にON・OFFをした場合の方が電気代がかかることになる。

つまりは1日あたりを比較して

A.点灯の瞬間にかかる電気代 × 1回
   + 点灯電気代 × 朝から夕方まで

B.点灯の瞬間にかかる電気代 × 複数回
   + 点灯電気代 × 人が通行する時間の合計(t)
    + センサー動作に伴う電気代 ×(24時間-t)

のどちらが低エネルギーと言えるのか、ということだ。

理想的にはセンサー動作に関する電気代が圧倒的に低く、
なおかつ電灯が点灯する瞬間に
普段より大きな電気を要しないのがベスト。
それなら短い時間であろとも、こまめにON・OFFする方が
点灯時間の合計が短くなるのでプラスだ。
(より公平に考えるなら、
 センサー自体の購入・取り付け価格が
 回収できるだけのプラスがないといけない)

個人的にはセンサーによって自動で働く機器は大好きなので
「ON・OFFする手間を省き、電気の切り忘れを確実に防ぐため」
という目的なら費用がかかってもセンサーに頼るのは賛成だが、
「無駄を省くため」と言われると、上記の部分が気になる。

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