プチメタ3.0

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音楽を聴く習慣はないけどスマートスピーカーを買ってみた

Echo Dot (エコードット)第3世代 - スマートスピーカー with Alexa、チャコール

きっかけは友人がくれたClova Friends

これまでスマートスピーカーには食指が動かなかったのだが、
友人が「使っていないから」と新品のLINEのスマートスピーカー
赤外線リモコンパーツまで付けてプレゼントしてくれたので
せっかくだからと部屋に置いてみた。


もともと音楽を聴く習慣がないので
声で家電を動かしたり情報を検索したりといった
IoTデバイスとしての使い方が中心になる。


いざ触ってみるといろいろ使いこなしたくなるもので
試行錯誤しながら実験してみたものの、
結論として、Clova Friendsは
マイク感度が低い(耳が遠い)ことと
登録できる赤外線家電の数が少なすぎることに不満を感じた。


そこで本格的にスマートスピーカーを活用すべく
きちんとした環境を構築する決心をした。

2大ブランドの選択に悩む

定番のスマートスピーカーといえば
Google HomeかAmazon Echo(アレクサ)だろう。


2つのうちどちらにするかはかなり悩み、
音声認識の柔軟さや技術的な信頼度ではGoogleが上だが、
「スキル」と呼ばれる機能の充実度と
通販やプライムビデオといったAmazon利用の頻度を考えて
今回はAmazon Echoを選ぶことにした。


しかし、話はそれだけでは終わらない。
Amazon Echoには多数のラインアップがあり、
大きさからスピーカー性能、画面の有無などの違いがある。


音楽を聴かないのでスピーカーは貧弱でも構わないし、
設置場所の都合なども考えて
今回はEcho Dot(第3世代)を選んだ。


初売りセール中ということもあり、
これがわずか2600円ほどで買えたので
入門機としては文句なしの選択だったように思う。

Echo Dot単体の使い心地には文句なし

いざ使ってみるとマイクの性能はかなり高く、
1LDKの広さならどこにいても反応してくれる。
音声認識の具合も想像以上によく、
スマートスピーカー単体での満足度は高かった。


しゃべるときの抑揚やアクセントがやや不自然で、
会話に気持ちがこもっていない印象を受けるのが残念な程度。


音声アシスタントを起動するための言葉を「ウェイクワード」と呼び、
何かを指示する前に「OK、グーグル」「Hey、Siri」などと言う必要があるが、
Echoの場合は「アレクサ!」の1語で済むのが非常に楽。


また、会話継続モードを有効にしておくと
最初の「アレクサ!」だけで連続して指示を伝えられる。
こういう地味なところが日々の負担に影響してくると思う。

本格的にスマートホーム化に挑戦

せっかくEcho Dot(以下「アレクサ」)を導入したので
声だけでなるべく用事が済ませられるよう
可能な限りスマートホーム化してみた。


一番簡単だったのはアレクサ対応のルンバだ。


アレクサへの登録作業もスムーズに済み、
いちいちスマホのルンバ用アプリを触らなくても
「アレクサ、掃除して」「アレクサ、ルンバをホームに戻して」で
ルンバを起動・終了させられるようになった。


ただ、アレクサ対応の家電はかなり限られていて、
単にWi-Fiに接続されているというだけでなく
アレクサと家電の間で翻訳機の役割をこなす「スキル」を
メーカーが配布している必要がある。

赤外線リモコンの家電を対応させる

テレビ、エアコン、電灯など
多くの家電は赤外線式のリモコンで操作できるが、
そういったものをアレクサ越しで操作するために
スマートリモコンを導入した。


最初に買ったリモコン
スマホからなら問題なく操作できるものの
アレクサとの連携に頻繁に失敗したため、
泣く泣く別のメーカーのリモコンを買い直した。


スマートリモコンには
代表的な家電のリモコン情報が組み込まれているが、
それ以外のものでも学習リモコンの要領で覚えさせられるので
リモコン式の機器にはほぼすべて対応させられる。
スマートリモコンはWi-Fiにつながっているので
スマホ越しで家電を操作できる状態になるのだ。


ただ、スマートリモコンとアレクサを
連携させる手順にはかなりクセがあり、
リモコン側でアレクサ用のデータを出力してから
アレクサ側でデバイス検索することで
そのデータをインポートする、という流れが必要。


また、リモコンの操作をすべてアレクサで指示できるわけではなく、
テレビなら電源やチャンネルは操作できても
「番組表を開いて」という指示には対応していなかったりする。


そういうときには電灯あたりを「番組表」という名前で新規登録し、
その電源としてテレビの番組表を開くリモコン信号を学習させれば
「番組表をつけて」という言葉でテレビの番組表が開くようになる。


赤外線ではなく無線型のリモコンを設定しているHDDレコーダーも
赤外線を受け付けるようレコーダー側の設定を切り替えることで
アレクサから操作ができるようになった。


このあたりのコツをつかむのに何度も試行錯誤が必要だったが、
なんとか思い通りの形にすることができた。

コンセント連動の家電を対応させる

リモコンに対応していない家電、
たとえば電気カーペットのようなものは
コンセントの方をスマートプラグに変えることにした。


これはアレクサ対応のWi-Fi接続型コンセントで
スマホから通電のON/OFFを切り替えることができる。


電気カーペット本体のスイッチは常にONにしておき、
コンセントの呼び名を「カーペット」にすれば
「アレクサ、カーペットをつけて」で操作できるようになる。


スイッチがON側に固定できる上に
電源を断ち切ってもいい家電というのは限られるが、
電気スタンドなどの単純な造りのものはこれで対応できる。

スイッチ操作の家電を対応させる

スイッチや操作パネルを触る必要があるものは
物理ボタンを押してくれるスイッチボットを使う。


バッテリーを搭載した小型の機械を
両面テープで貼り付ける仕様で、
これなら大半の家電操作に対応できる。
ただ、1台あたりの価格が割と高いのに
スイッチごとに用意しないといけないのが難点。


また、スイッチボット単独ではアレクサに対応しておらず、
仲立ちの役目をするスイッチボットハブが必要になる。

複数の作業を一度に実行できるところが醍醐味

スマートスピーカーを導入するまでは
「わざわざ声で操作するより手の方が早い」と思っていたし、
テレビの操作なんかは間違いなくそうなんだけど、
スマートスピーカーの利点は
ひとつのキーワードで複数の作業を指示できるところにある。


アレクサでは「定型アクション」と呼ばれる機能で、
テレビと電気カーペットとエアコンのOFF、
そこから10秒後に電灯をOFFにするという作業を
「いってきます」という音声コマンドで登録しておけば
外出する際の後始末が一瞬でできる。


いろいろなリモコンやスイッチを個別に操作することを考えると、
定型アクションを利用した方が確実に楽だし、
家電の切り忘れなども防ぐことができる。
スマートスピーカーの最大の利点はこれだと思う。

少しだけ便利になったこと

こちらから呼びかけたときだけでなく
特定の時刻に動作を実行することもできるので、
リモコンでタイマーを設定していたエアコンは
アレクサ側にエアコン操作のスケジュールを設定することにした。


アレクサなら曜日指定ができるので、仕事帰りに合わせて
平日のみエアコンを起動させるなど、
柔軟性の高い設定が可能になった。


また、特定のフレーズをしゃべるアクションも設定できるので、
「今日はルンバで掃除する日なので部屋を片付けてください」など、
リマインダーとしても使うことができる。


カウントダウンタイマーに関しても、
声で設定できるという手軽さに加えて
異なる時間のタイマーを並行してセットできるのが便利。

導入のメリットは十分にあった

スマートスピーカーの必要性に懐疑的だった私だが、
定型アクションの便利さに気づいてからは
就寝時、起床時、外出時、帰宅時が非常に楽になった。


スピーカー本体と合わせても1~2万円程度のコストで済み、
毎日の生活から細々した手間を省けるので
導入したメリットは十分にあったように思う。


今後は新しい家電を選ぶときに
スマートスピーカー対応かどうかが判断材料に入ってくるだろう。
対応製品がどんどん増えてくれることを願いたい。



mclover.hateblo.jp

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