図鑑や資料などに掲載された写真で
対象の大きさを把握しやすいように
100円玉が添えられていることがある。
子供の頃、こういう写真を見て
「間違えて100円玉が写っちゃってるよ」と
大笑いしながら母親に報告して真実を知った経験があるのだが、
そういう知識って他の人はどうやって身に付けるんだろう。
学校で比較のための100円玉について説明されたことはないし、
写真の注釈に明記していることもほとんどない。
それ以外にも博物館などの展示品のそばに
水の入ったコップが置かれているのを見て
「誰が飲むコップなんだろう」と思っても仕方がない。
(実際には展示品の乾燥防止のため)
そういった、普段とは違う目的で
違和感のある場所に物が置かれているときに
何のためなのかを説明された機会がない。
でも多くの人がその理由を知っている。思い返すと不思議だ。