見出しを読むと「若者に夢を見させない方法」のように思えるが、
きちんと読むと「その人の創作意欲が本物か確かめる方法」だとわかる。
私が受け持つ学生にも言えることだが、
本気でその進路を目指したいという人は
行動を起こさずにいられないのが普通で、
習ったことを使って何かできないかウズウズしてしまうし、
ほっておいても自分で調べようとする。
できあがったもののクオリティが高いか低いかは関係なく、
クリエイターはどんどん湧き出す創作意欲のせいで
何かを作らないと我慢できない性分なのだ。
それに対し、「◯◯になりたい」と言うだけで
なんの行動も起こさず、適当な理由をつけて逃げてばかりいる人は
絶対にクリエイターにはなれない。
このあたりの描写は「描かないマンガ家」が非常にリアルなので、
ぜひ読んでみて欲しい。
世の中のクリエイターすべてに共通するが、
クリエイターになろうと決意してから創作し始めたのではなく、
作るのに夢中になって仕方がないからクリエイターを目指したのだ。
私もこれまでゲームや本を生み出してきたが、
一度思いついてしまうと、実際に作り終えるまで
トイレを我慢しているときのような辛さがあり、
作らずにいるなんて耐えられない状態になる。
もし身近にクリエイターを目指す人がいるなら
実際に創作活動(の真似事)をしているかを確認して欲しい。