ゲームプログラマーを育成する仕事をしている関係で
さまざまなゲーム会社と関わることがあるが、
こういったクリエイター業界の会社の中には
社員の顔や名前を出したがらないところがある。
顔写真の掲載が一切NGだったり、
インタビュー記事は名字のイニシャルしか載っていなかったり、
外部セミナーに登壇することを禁止していたり。
他社からヘッドハンティングされることを嫌ってだろうが、
露出度を下げて社員を奪われないようにするという方針は間違いだ。
そもそもヘッドハンティングで逃げられてしまうのは
今の会社よりも転職先に魅力を感じたからであって、
居心地がよければ勧誘されても揺るがないはずだ。
経営者の仕事は、他社からの引き抜きに
なびかないような魅力ある職場環境にすることだ。
そして社員の方は、他社からヘッドハンティングされるような
価値ある人材を目指すことなのだ。