姪が通う学校では通学電車でマンガを読むことが禁止されており、
持参できるのは小説など文字ばかりの本に限るらしい。
教科書以外の本はすべて禁止というならわかるが、
マンガだけがダメというのは
「マンガを読むという行為は為にならないから」
という判断からだろう。
マンガもマンガ以外もむさぼり読んでいる身からすると
マンガというのは表現方法のひとつでしかなく、
文字ばかりの本(活字本とでも呼ぶべきか)にも
誤った内容や不適切な内容が載ったもの、
読む価値がないものはいくらでもある。
マンガと活字本の形式の違いは
価値の有無や有害・無害とは何の関係もなく、
その間にあるのは好きか嫌いかだけである。
作品の表現方法だけを判断基準に
数多くの良作に触れる機会を奪うのはナンセンスだ。