ここ何年もプリクラを撮っていないが、
ふと妻が姪と撮ったプリクラを見せてもらった。
誰だこれは。
なんというか、見た目が加工されまくっていて
本来のその人の魅力というか、良さがなくなってて不気味だ。
別にそういう設定をあえたしたわけではなく、
最近のプリクラは普通に撮るだけでそうなるらしい。
思えばプリクラは私が高校生ぐらいのときに登場した。
当時はもう画質なんてひどいもので
肌がピンク色に見えるし、解像度も粗くてザラザラした写真だった。
ただ、手軽に写真シールが手に入るという意味では
素晴らしく衝撃的だった。
女性に比べて圧倒的にプリクラを撮る機会が少なく
進化の過程は定かではないが、
定期的に誰かのプリクラを見せてもらったり、
学生と飲み会をした帰りに勢いで撮ったりしていると
凄まじい勢いでプリクラが進化しているのを感じた。
写真ひとつひとつが大きくなり、
プリクラそのものが箱型の部屋みたいになり、
強烈に明るいライトで最高画質の写真を印刷するまでになった。
気づくとラクガキなぞができるようになっていて、
しかも自分がラクガキしている間に
次のグループが写真撮影を行う流れになってたり。
この辺からもう初心者には勝手がわからなくて
プリクラに対して苦手意識まで生まれてきてた。
しかし、たぶんここが一番プリクラの進化極まった頃で
その人が可能な限り綺麗に写る環境で撮影でき、
手書きでラクガキすることでそのときのノリを記録できた。
写真スタジオ並に進化したところで進むべき方向を見失ったのか、
「本物以上に美しく見せる加工」をし始めた。
肌は白く、黒目は大きく、まつ毛は派手に、髪はツヤツヤに。
で、もう本人を通り過ぎた写真が出来上がってくる。
それが人気なのかどうかは知らないけど、
見慣れていない人間にはホント怖い。誰?って写真になる。
普通に撮った方がかわいいでしょ、って思うぐらい。
ameblo.jp
同じように思ってる人もいるみたい。これ需要あるの?