プチメタ3.0

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空気が読めないまま大人になる理由

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学生の就職活動を間近で見ていると
つくづく「空気が読める能力」って大事だと思う。

空気が読める人は他人に「こいつ何か変だぞ」と
警戒されるのを避けることができる。
一度警戒された相手に安心・信頼を与えるのは非常に大変なので
空気を読んで無闇な言動をしないのが鉄則だ。
そういう行動の仕方を今までに身に付けてきている。

だから学生にもぜひ空気を読む力をつけて欲しいのだが、
空気が読めない人に「空気を読め」と指示したところで
自分の言動のどれが「空気が読めない言動」だったのか判断できないため、
その指示は何の役にも立たない。

できることといえば空気が読めない言動をするたびに
「今のはアウト」「それはしてはいけない」と
どこからが境界線なのかを気長に教えるしかないのだが、
四六時中、見張れるわけでもないし、
たとえ目の前の行動を注意したところで
必ず別の場所で空気が読めない行動をしているのだ。

唯一、四六時中見張ることができて
取った言動をいちいち注意してくれる場所が
幼少時代の家庭内なのだが、親が過保護だったり、
注意すらしないような放置主義だったりすると
子供は自分の言動を問題視されないまま育つ。

小学校、中学校と進学するときも、未熟な年齢とはいえ、
小学生なり、中学生なりの空気の読み方があって
それを違反したときには先生に注意されたり、
友達とケンカしたり、親とモメたりして
徐々に「空気の読み方」=「社会性」を身に付けていくのだが
不登校とか、友達がいないとか、親に守られすぎたりしていると
そういう、自分の言動に文句を言われる貴重な機会が奪われるので
どんどん空気が読めない人間になっていくんだと思う。

そして20歳近くになる。

学校生活や就職活動の場で「なぜあんなことを?」という
理解不能な学生の言動を目にすることがあるのだが、
それこそがまさに
「空気の読み方を教わらないまま成長してしまった人」なのだ。

その周囲にいる空気が読める学生は
「あいつは変だ」とすぐに察知するのだが、
もはやこの歳になると注意してくれるわけでもなく
とばっちりを食わないために「距離を置く」のが基本。
そうなると空気が読めない人はどんどん孤立し、
さらに空気が読めないことになる。
結局は20歳付近になってから対処しようとしても難しい。

前述したように、おそらくは幼少時代からの注意のされ方が
大きな原因になっているため、
子供のためと思ってやたらと過保護になったり、
子供以外に責任があるようなモンスターペアレント化は
本当の意味では子供を不幸にすると思う。

だからこそ家庭内でも厳しく接して欲しいとは思うが
怖いのは親すらも空気が読めないとき。どうしようもない。


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