自分が得意とする行為が何かを自覚することは大切で、
人より劣る短所を平均レベルまで補う努力をするよりも
人より秀でた部分を伸ばして活かした方が活躍の場が増える。
そもそも仕事はチームで行うわけだから、
自分の苦手な作業はそれを得意とする人にやってもらい、
自分は他人よりうまくできることを担当すべきだ。
そんな考え方をもとに、
自分の強みが何かをアンケートの結果から分析してくれる
「ストレングス・ファインダー」というWebテストがある。
以前、友人が受けていたのを思い出して興味が湧き、
自分でも受けてみることにした。
Gallup Strengths Centerのサイトに行けば
Webテストを受けることができるが、
テストを受けるたびにアクセスコードが必要となるため、
上記のサイト上で19ドル99セントで購入するか、
巻末にアクセスコードが付いた書籍を購入する。
20秒以内で答えなければならない質問が177問も続くので
30分程度とはいえ、なかなかにハードだったが、
テストを終えるとすぐに結果が出る。
そして34の資質の中から
私が得意とする要素が以下の5つだとわかった。
1.戦略性
問題が起こる可能性を予測し、
目的に合った最善の道筋を発見できる。
2.最上志向
強みを伸ばすための努力にこそ価値を感じる。
3.親密性
未知の人と出会うことよりも
親しい人と深く理解し合うことを好む。
4.達成欲
目標に向かって前進する気持ちが駆り立てられ、
常に何かを成し遂げていないと満足できない。
5.責任感
自分がやると言ったことに対しては
何でもやり遂げようという強い気持ちがある。
それぞれの項目の分析内容や行動指針については
オンラインや書籍でもっと詳しく読むことができる。
自分が普段から持っていた考え方が
テスト結果として提示されると自信が出るし、
苦手だとされる行為に関しては割り切る決心がつく。
分析結果について、占いなどと同様に
どの結果が出ても自分に当てはまっているように感じる
バーナム効果が働いているのでは、とも思ったが、
提示された以外の資質内容を読むとかなり違和感を感じるため、
ある程度、統計的に信用できるものなのだろう。
研修として社員に受けさせる企業もあるようだし、
ビジネスの場において自分の立ち位置を明確にしたいなら、
自己分析をする意味で受けてみることをオススメする。