先日、世界の資産の偏りについて書いたが、
株式市場においてもかなりの偏りがある。
株式会社は世界中に存在しているが、
それぞれの株価と発行株数から算出した「企業の時価総額」でいうと
世界全体の6割をアメリカ企業が占めている。
つまりアメリカの景気が世界全体に影響するし、
アメリカ企業はどこの国より稼いでいるということだ。
「先進国株式」や「外国株式」と銘打った投資信託も
実質的にはアメリカの株式だったりする。
最近勢いのある中国や韓国も
株式市場で見たときの存在感はまだまだだし、
逆に日本企業は意外にもアメリカに次ぐ強さだ。
普段見聞きするイメージだけでなく、
こういった指標で各国の力の差を見るのも面白い。