約束の時間を守らない人の怖いところは、
相手よりも自分を優先してしまうことと
最短の時間で到着できる予定を見込むことだ。
「すべての準備は最短時間で終わる」
「交通機関は一切遅れない」
「予想外のトラブルは一切起こらない」という
何もかもが理想的な状態で進んだスケジュールで見積もり、
トラブルが起きて遅刻してしまうリスクを相手に持たせてしまう。
結果的に、徐々に周囲の信用を失い、
待ち合わせの必要なイベントに誘われなくなり、
〆切の重要な仕事は回ってこなくなる。
遅刻する人が相手だとスケジュールが組めないため、
時間を守らないことが原因で孤立を加速するのだ。
時間通りに開かない店、時間通りに来ない電車、
時間通りに配達されない荷物、どれもひどく不便だ。
同様に、遅刻するというだけで
どれほど能力があろうと役に立たない存在になる。
「ついうっかり」「またやってしまった」
本人はその程度のつもりでも
一度失った信用はそう簡単には回復できない。