プチメタ3.0

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「猿の惑星」シリーズの旧5作品が大スペクタクルだった

ふと思い立ち、映画「猿の惑星」シリーズ全5作品を一気に観た。
何度かリメイクされているが、
1968年から始まる初代シリーズである。

1作目:猿の惑星

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光に近い速度で航行する宇宙船がとある惑星に不時着したところ、
知能の持った猿が社会の頂点に立ち、
人間たちを支配している世界だということが発覚する。


50年前の映画にもかかわらず、このときの猿人のメイクは素晴らしく、
非常に自然なしゃべり方と表情の変化を見せてくれる。
驚くことに猿人たちの顔には個性があり、
重要な存在のキャラクターはきちんと区別できるようになっている。
また、人間を迫害する猿人の様子は人間社会の皮肉になっており、
人類が行っていることを客観的に眺める面白さが味わえる。


現代人としての知能を持つ主人公が
猿人たちを退けてなんとか生き延びるものの
ある物を見て大ショックを受けるラストシーンは非常に有名で、
単作としても十分に楽しめる完成度に仕上がっている。

2作目:続・猿の惑星

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前作の主人公を追って猿の惑星にたどり着いた
別の宇宙飛行士が中心になって話が進む。


わずかな手がかりから跡を追ううちに
未来の人間たちが潜む施設へとたどり着く。
猿人に支配される人間と違って知能や超能力を身に付けているが、
明らかに危険思想を抱えており、
人類が誤った方向に進んだあとの姿であることが示唆されている。


「猿が支配する社会」というだけでは新たなインパクトが得られないので
どういったストーリーを見せてくれるのかと思ったが、
2作目も強烈な皮肉と新鮮な要素が多く、
非常に思い切った終わり方を見せてくれた。
まだシリーズが3作品も続くのに
こんな終わり方をしてどうするつもりなのかと驚いた。

3作目:新・猿の惑星

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なんと前作でキーとなった猿人が過去に戻り、
1970年代のアメリカへとたどり着く。


前2作で猿が支配する社会を見てきたが、
本作では人間が支配する社会に猿人が入り込むのだ。
人類同様に知能を持ち、会話もこなす猿人の登場に大騒ぎになるも
概ね好意的に受け入れられる流れは面白い。


しかし、小さなきっかけから人間のエゴが育ち始め、
人類の身勝手さを味わうことになる。
猿人の存在はギリギリまで危うくなるが、
意外な伏線を活かして未来への希望を残す。

4作目:猿の惑星・征服

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猿たちを奴隷として酷使する人間社会が舞台だが、
かつての奴隷社会の強烈な皮肉になっている。


猿たちがひどい迫害を受ける中、
高い知能を持った猿人が反乱を企てるのだ。
猿たちを扇動し、暴動の準備を着々と進める様子がやたらとリアル。


人間の管理していた中枢施設を押さえ、
いよいよ猿が支配階級に返り咲く。

5作目:最後の猿の惑星

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猿人たちがルールを決めて人間たちを管理する社会が舞台だが、
人間を嫌う一部の猿人たちから火が付き、再び争いが起こり始める。
過去に大きな戦闘があったにもかかわらず、
安易に争いを始めてしまう人類への皮肉が込められている。


かなり激しい戦いが起こり、
かつての猿の惑星と同じ悲劇をたどりそうになるが、
非常に満足の行く終わり方を見せてくれる。
シリーズのすべての作品を伏線としてうまく活かしているので、
これまでのいろいろな場面が思い浮かんで感慨深い。


1970年頃の作品で、しかも全5作となると二の足を踏むだろうが、
全編通してかなり満足度が高かった。