困難を乗り越える努力は誰でも辛いものだが、
就職活動が始まる時期になると
目の前に迫る試練だけを見て
そこから逃げようとする学生がいる。
たとえば「人前で話すのが苦手だから」と
面接練習がある日にサボッたりするのだ。
当然ながらこれは頭がいい戦略とは言えない。
一般的に訓練というのは
一度に必要な努力が大きくなりすぎないよう
難易度の上がり具合が調整されている。
試練を乗り越えるのは確かに大変だが、
攻略済みのハードルはそこまで苦労しないため
毎回の差分だけ努力すればスムーズに成長できる。
しかし小さなハードルとの遭遇を避けてしまうと
逃げることができない困難にいきなり挑むことになるため
難易度が相当に上がってしまい、突破することができない。
これは「緊張する場面」や「不合格通知される辛さ」も同様で、
周囲が未熟なうちに進んで経験しておく方が早く耐性が付く。
逃げ腰な人ほどずっと恐怖を味わうことになるのだ。