プチメタ3.0

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専門学校では何年制の学科を選べば就職しやすいのか


大学のカリキュラムは一般的に4年間だが、
専門学校には在籍年数の異なる複数の学科があり、
どれを選べばいいのか悩む人も多いだろう。


専門学校に入学する1番の目的は
技術・知識の会得というより
志望する業界や企業への就職だろうから、
「要は何年制を選べば就職しやすいか」ということになる。


学校によって1年制から4年制までいろいろな学科があるが、
在学期間による有利不利という話なので
今回は3年制と4年制をピックアップして比較してみる。

勝率を高めるために戦略的に考える


まず知っておかないといけないのは
今の就職活動は卒業の1年以上前から始まるということだ。




つまり4年間通う学科であっても
3年生の12月あたりから就活を始めるため、
入社審査でアピールできるのは2年半ほどの実力となる。
大切なのはその学習期間に見合う実力を持っているかどうかだ。




「優秀」と判断されるのは
学習期間に比べて高い実力を持っている学生であり、
たとえ下級生を上回る実力があっても
実力差が1年分に満たないなら劣っている
ことになる。


ということは上級生が下級生に負けることは許されないのに対し、
下級生は上級生との差を1年未満に縮めるだけで勝てることになる。
そうなると学習期間が長くなっても成長速度を緩めることはできない。
「在学期間が長ければゆっくり勉強できるだろう」というのは大間違いだ。
下級生に追いつかれないよう常に全力疾走することが求められる。



そもそも周囲より理解や成長が遅いなら
時間が経つほど遅れが大きくなるわけだから
実力が低い人ほど短期決戦の方が勝率が高い
「期間が長ければ逆転のチャンスが増える」というのは勘違いで、
より大きな差がつく可能性の方が高いことを自覚すべきだ。


また、フルマラソンは無理でも10kmマラソンなら完走できるように、
努力が必要な期間が短い方が難易度は下がる
長期間休まずに努力し続けるエネルギーというのは相当なもので、
その覚悟がないのに長期戦を挑むのは無謀だろう。

ポイントは必要な実力と学習期間のバランス

これまでの話から
「学習期間が短ければ短いほど有利」
という印象を受けるかもしれないが、
あまりに短いと業界就職に必要な知識や技術が修得できない。


そのあたりも加味すると
必要な技術・知識が学べる範囲でギリギリ短い期間がベスト
ということになる。
就職活動の成功率だけを考えるとこれが最適解だろう。


これに当てはまらないパターンは2つ。


ひとつは「それでも長期間かけて勉強したい人」。
貴重な時間とお金を投入しているという覚悟を持ち、
後悔のないよう努力をし続けて欲しい。


もうひとつは「高くは望まないのでダラダラと学生でいたい人」。
社会的な人材価値は確実に下がるが、
居心地のいい学生という身分に長く浸りたいなら
これはこれでひとつの選択だ。



mclover.hateblo.jp

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