プチメタ3.0

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オンライン授業によって勉強する能力の有無があぶり出されている


2020年初頭からコロナ流行が始まり、
多くの学校、特に大学や専門学校などの高等教育機関で
オンライン形式での授業が展開された。


そこから1年が経ち、進級や卒業、就職活動など
それぞれの学習成果が求められる時期になると
例年に比べて多くの学生の達成度が低いことが発覚した。


するとそのタイミングになって初めて
「オンライン授業じゃなかったら結果を出せたのに!」
というクレームが学生や保護者から届く。


しかしこれは、教室なら教員や他の学生の目があるので
一応、勉強しているような姿勢を見せる、というだけであって、
結局、周囲の監視がなければサボってしまうような学生は
対面授業であってもたいした学習成果は出ない。


オンライン形式だと学習できないということは
動画や書籍を使った自習もできないわけで、
他の学生に比べて将来性が低いのは間違いない。


要するにオンライン形式で成長できない人は独学ができないのだ。
自主的な姿勢で学習する能力に欠けることが
オンライン授業によってあぶり出されている。


また、なんとか登校授業を実現した場合は
「感染リスクに怯えながらの登校でなく
 オンライン授業にしてくれれば集中して勉強できたのに!」
と言うクレームが届くだろう。


この場合も、こういった学生は
コロナが流行していなかったときから
たいして勉強していなかったのだ。
勉強に身が入らないことを正当化するために
授業形式に問題があったということにしたいのだ。


また、
「オンライン授業ばかりだから友達ができない!」
という嘆きも見かけるが、
オンライン環境下でも友達を作る人はちゃんと作っている。
同じ学校の学生をSNSで探すこともできるし、
オンライン授業でも学生同士で交流する機会はある。


今の状況で友達ができない人は
他人へのアクションを起こす行動力に欠けているので、
たとえ登校していたとしても
話しかけられるのを待つばかりで友達なんかできない。


どの例も、成果を出せなかった原因を
自分のせいではなく外的要因にしたいだけなのだ。
コロナやオンライン授業のおかげで
大義名分が手軽に見つかるというだけで、
結局、自分を変えようとしない限り状況は好転しない。


多くの人が状況に適応して成長している中、
いつまでもたらればで責任転嫁していると
時代遅れな役立たずになってしまうだろう。



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