プチメタ3.0

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「冬峰高校探偵部 予言ポストからの脱出」をプレイしました

音声のやり取りだけで事件を解決していく謎解きに満足したあと、
引き続き、キットを使った自宅謎解きをプレイした。


リアル脱出ゲーム 感想その82
冬峰高校探偵部 予言ポストからの脱出



www.pilot.co.jp


摩擦熱によって書いた文字を消すことができる
フリクションボールペンとコラボした珍しい企画で、
高校の探偵部に所属する1年生となって
校内で起きた不思議な事件に取り組んでいくもの。


LINEや専用サイトでストーリーを進める謎解きが多い中、
本作は冊子にまとめられた小説を読む珍しい形式で、
ストーリーテラー役の部長が依頼者と会話する内容から
現場の様子を想像していく必要がある。




キットには熱を与えることで文字が消えるタイプと
色が変わるタイプの2本のペンが付属しており、
用紙に書き込むときもこれを使うよう指示されるが
それに意味がある場面はかなり限られているのが残念。
ツルツルした用紙のせいでインクの出が悪くなることが頻発したので
これなら普通のペンや鉛筆で書く方が便利だ。


それよりも用紙に印刷されている文字が
温度によって変化する仕掛けの方に驚いたし、
それを活かした謎もうまく考えられていて感心した。


ただ、温風を当てるためにドライヤーが必要なのに
公式サイトやパッケージの注意書きが弱すぎるように思う。
スマホや筆記用具があれば十分だろうと思って買った人が
家にドライヤーがなくて行き詰まる可能性がある。




ストーリーやギミックはそれほど悪くなかったが、
120分~180分となっていた想定所要時間に対して
1時間40分ほどでクリアしたのはやや肩透かしな印象。


また、遊び終わったときもアンケートページに飛ばされるだけで
専用のクリア画像やSNS用のシェアボタンが用意されていないのも残念。


フリクションボールペンが付いているとはいえ、
3300円という値段は決して安くないし、
ボリュームの少なさやクリア時の達成感不足を考えると
そこまで満足できるキットではなかった。



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