定年を迎えた人が「無職」と呼ばれてしまうのは疑問だ、という話が
「マツコ&有吉の怒り新党」で出ていた。
この意見には大いに賛成。
働くべき立場なのに仕事に就いていないなら無職でいいが、
不労所得をうまく成立させて生計を立てていたり、
定年を迎えてリタイアしただけなら
「無職」という呼ばれ方をする必要はないと思う。
無職という言葉には
「いい歳して働きもせずに~」というイメージがあり、
就職に失敗したわけではない人や
本人と周囲が就職を望んでいない立場の人まで
ひとくくりに無職と呼ばれるのは誤解を生むだろう。
私は学生が就職活動から逃げてしまうのには大反対だが、
もし働かなくても生きていける資産があり、
本人も保護者も就職を望んでいないなら
たとえ若者であっても仕事をする必要はないと思うし、
彼らを「無職」と呼ぶのはおかしいとも思う。
私が医師免許を持っていなくても
「無免許」と言われることはないはずで、
その免許を必要とするのに持っていないときだけ
無免許扱いされるのが適切というものだろう。
ならば仕事を必要とされていない人を無職呼ばわりするのもおかしい。
なにかいい呼び方はないものか。