プチメタ3.0

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無料が当たり前になってしまう視点の怖さ

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LINE MUSIC無料期間終了に対する印象的な反応

自分にとって金を払う価値がないと思う品やサービスなら
利用しないのはまったくの自由なのだが、上記の発言で怖いのは
LINE MUSICを「ケチ」と批判していることだ。

サービスを提供するためにいろいろなコストがかかっているし、
ビジネスである以上、利益を追求するのも当然だ。
どこかで利益を得なければ
サービスに関わった多くの人たちに還元されないのに
制作者や提供者の都合は一切考えず、
自分にとっての損得しか見ずに発言するスタンスが怖い。

これは音楽に限ったことではない。
無料体験、無料期間、試食、試供品など、
最初は無料だが本格利用する場合は有料といったサービスが
世の中にはたくさんあるわけで、
料金を意識させた途端に「ケチ」と言われてはたまらない。

スマホゲームのチート蔓延に関するニュースへの反応も同様だ。
「課金要素でボロ儲けしてるんだから自業自得」、
「対策していないのが悪い」、
「原価0円の電子データで荒稼ぎしている」なんて意見は
世の中のビジネスがどう動いているのか意識できていない証拠だろう。

消費者には価格が適正か高いかを判断し、
金を払うかどうかを決める自由があるが、
利益を得ようとする生産者の姿勢を批判するのはおかしい。

いくら若くてもいずれは提供側の立場になるわけで、
一方的な視点ではなく
世の中全体の構造を意識できるようになって欲しい。

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