プチメタ3.0

刺激を受けた物事に対する感想や考察、自己成長や資産運用、ゲーム作りに関することなど。


自分が変わらなければ何度やっても同じ結果になる




―――「専門学校JK Ctrl+Z」1巻より  


何かに失敗した直後だけ反省し、
一時的に気合を入れるんだけど
すぐにその勢いがなくなって、また失敗する人がいる。


こういう人がしているのは
ただの「後悔」であって「反省」ではない。
反省とは「次は何を変えるべきなのかを判断すること」だ。


単にもう1回チャレンジするだけだと
また同じ結果に行き着くだけだし、
今の自分を変えないままで評価してくれる
異世界転生もののような展開は起こらない。


前回の行動と比べて何をどう変えるのか決め、
それを確実に実行していくしかない。
一時的に落ち込んだり気合の入れ直しなんてどうでもよく、
具体的な計画と行動力が結果を決めるのだ。



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やる気はエネルギー源ではなく作業の副産物である


「作業したいけどやる気が出なくて…」などと
「やる気」を作業するためのエネルギー源のように表現する人が多いが、
これはまったく逆の話で、作業しないからやる気が湧かないのだ。


やる気があろうがなかろうが、
とりあえず作業を始めてしまえば
ジワジワとやる気を感じてくるものだ。
車で例えれば「やる気」はガソリンではなくエンジン音みたいなもので、
アクセルを踏めばエンジン音は嫌でも鳴り響く。


作業ができていない人に足りないのは
やる気ではなく意思の強さであり、
とにかく作業に取り掛かるのが一番の解決法だ。


「見返りがないとやる気が湧かない」なんていう人は
作業をしなかった場合の深刻さが想像できていないだけで、
実際にはやる気が欠けているわけでもなんでもない。
やらないで済む言い訳を必死で探しているのだろう。



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「自分より無能な人とはチームを組みたくない」という矛盾


企業における大半の業務は分業なので、
周囲とのチームワークを築く訓練として
学校でもグループで課題に取り組む機会が用意されているが、
とある学生が「自分より無能な人とは組みたくない」と言い放った。


尊敬する人にしか敬語を使いたくない若者といい、
たまにこういう妙なプライドを持った学生がいるが、
あまり賢くないポリシーだといえる。

有能な人とも組めなくなる

「自分より無能な人とは組まない主義」が正しいもので
もし周囲もこの考えに賛同した場合、
自分より優れた人はチームを組んでくれないし、
自分は劣った人とはチームを組みたくないわけだから
この学生は一生誰ともチームを組めないことになる。


そして「誰ともチームを組めない人」は
世間一般的には無能とされる。

人材の評価基準はひとつだけではない

国語が苦手でも数学は得意という人がいるように
人間の能力は多方面に伸びているので
一律に有能・無能と区別することはできない。


「自分より無能だ」と判断した相手も
特定の分野では自分より有能な可能性があり、
限られた狭い基準で切り捨ててしまうと
新たな学びを得るチャンスを失ってしまう。


そして「評価基準をひとつしか持たない視野の狭い人」は
世間一般的には無能とされる。

チームを組んだ方が成果が出やすい

規模がある一定を超えると
1人の優秀な人間が生み出せる成果は
平凡な集団が生み出す成果を上回れなくなる。


個人事業主より企業の方が利益が大きいことからもわかるように
1人でやれることには限界があるし、
組織なら全体で上げた利益が各自に分配されるので
自分の実力以上の儲けを得ることもできる。


そして「かけた手間の割に収入が上がらない人」は
世間一般的には無能とされる。

まとめ

それぞれの弱点を補い合うとともに
各自の長所を活かした分業をすることで
成果を最大化するのがチームを組む醍醐味だが、
それが理解できないのは幼稚な証拠だ。


「自分より無能な人とは組みたくない」などという態度は
周囲の人間からも距離を置かれてしまうので、
この無意味なポリシーを変えない限り
こういう人こそ落ちこぼれて無能になるだろう。



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実力の差は生まれつきのものではない






―――「これ描いて死ね」5巻より  


自分よりも実力が高くて成果を上げる人のことを
生まれながらに恵まれていると考える人がいるが、
単なる努力の差だということを認めるべきだ。


「どうしようもなかった」という理由を必死で探したところで
なんの解決になるはずもなく、
ただの見苦しい言い訳にしかならない。


必要なことをしてこなかったから負けたのだ。



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自己評価が低い人は実際の価値も下がっていく




―――「こちら葛飾区亀有公園前派出所」162巻より  


周囲からの扱われ方が
本人の人格形成に影響していくという理屈だが、
これは自分で自分をどうとらえているかにも言える。


私の教え子でも理解力や実力は決して低くないのに
自分に自信が持てないせいで
いつまでも縮こまって伸び悩むことがある。
せっかく成長しているのに
当の本人がブレーキをかけてしまうのだ。


そうしてウジウジしているうちに
悲観的な考え方が本当に実力を引き下げてしまい、
低かった自己評価と一致することで
「やっぱり自分はダメなんだ」と確信してしまう。


逆に言えば、自己肯定感をしっかり持ち、
前向きな思考と行動を心がけて自己評価を高く持てば
実際の人材価値も上がっていく。


ネガティブ思考は損するばかりだ。



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