1.先延ばしにすると、すぐ仕事をこなすよりも
多くの時間とエネルギーが必要になる。
2.完璧主義が先送りの原因である。
―――エメットの法則
やらなければいけない作業を後回しにする人は
「もっとやる気がたまったら取り掛かろう」
と思っているのかもしれないが、
作業をため込んでいるだけでもエネルギーを消耗するので
後回しにすればするほど疲れてしまうものだ。
いつ取り掛かろうが作業自体の負荷は変わらないが、
「○○をやらなければ……」と思いながら毎日を過ごしたり
新たな作業が積み重なったりすることが負担につながる。
責務を後回しにしている罪悪感や
さっさと終わらせられない劣等感が自分を蝕むのだ。
一番楽なのは指示や依頼を受け取った瞬間に取り掛かることだ。
タスクが積み上がる前に消化すれば心理的な負担は軽いし、
物事を早くこなしたことで周囲からの評価も上がる。
また、じっくりと準備をしたり予定を立てた方が
より高い完成度に仕上げられるのでは、というのも勘違いで、
最初からいきなり完璧を狙うより
作業を終えてから洗練していく方がクオリティが上がる。
結局、先延ばしにするメリットはどこにもないのだ。