プチメタ3.0

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ジョジョの奇妙なBARに行こう!

ジョジョの奇妙な冒険 第1部 カラー版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) reblog.hateblo.jp
「神戸に『ジョジョバー』があるらしい」という噂を聞いた。

「ジョジョバー」、つまり
ジャンプ黄金時代から今なお続く名作マンガ
ジョジョの奇妙な冒険」を題材にしたバーだ。

ジョジョ好きな私としてはぜひ行ってみたいが、
公式サイトもなく、とにかく情報が限られていて
店の場所すら定かでない。
ひとりではたどり着けるかどうかすら不安だ。

ということで職場の先輩後輩を加えて4人で行ってきた。
その際、店員から「ぜひ宣伝して欲しい」という強い念を感じたので
少しでも告知できれば、と情報を残しておくことにする。

店舗情報


ジョジョの奇妙なBAR ヘブンズ・ドアー
〒650-0011
兵庫県神戸市中央区下山手通2-12-20 セゾンコートビルB1
TEL:078-321-1551
営業時間 18:00~2:00



場所としては三宮の東急ハンズ、ドンキホーテの近く。





かなり地味な通りで、本当にこんなところに店があるのか不安になる。
「振り返ってはいけない小道」ではないので
存分に後ろを確認しながら進もう。




しかし気分だけは高ぶっており、何気ないシャッターを見ても




ザ・ハンドで削り取れそうな妄想をしてしまう。




そうこうしているうちにジョジョバーの看板を発見!
相当に地味なので通り過ぎそうになった。




地下へ下りていく階段の壁には
コミックスから切り出したと思われるポスターが。
いやがうえにも盛り上がってくる。




店の入り口には見慣れた描き文字。
どんな世界が待ち受けているのか。


ついに店内へ

店内に入ると店員がいきなり「ドギャーン!」と言いながらお出迎え。
驚くことはない。ここはジョジョバーだ。




店はそれほど広くなく、カウンター8席、
2人用と4~6人用のテーブルがひとつずつ。

休日は予約を取った方がいいらしいが、平日は割とガラガラ。
(私が行った火曜日は20時までの間に
 我々以外にはひとりしか客が現れなかった)




基本的に店内はジョジョネタの嵐。
ズラリとフィギュアが並べられ、
個人宅ではそうそう真似のできない見晴らしに。




ジョジョがたまらなく好きなんだろうなぁ、という空気アリアリ。
ひとつひとつじっくり見れる。




置かれているメニューがまた
ボインゴのスタンド本になっているという素晴らしさ。




中は中でカクテル類がお馴染みのスタンド名になっており、
「破壊力C」「スピードE」「成長性A」などと
それぞれのアルコールとしての特徴を表す凝りよう。
当然ながらスタープラチナやザ・ワールドはかなりの強キャラ。

そのへんを考えて頼めば酒が苦手でも楽しめるし、
ノンアルコールやソフトドリンクもある。




私も酒をほとんど飲まないが、
今回は続けて3杯も注文するハイペースぶり。どれも飲みやすい。




しかもコースターは光ったメロンのようで
ハイエロファントグリーンそのもの。
どこまでジョジョネタを仕込んでくるのか。




セックス・ピストルズは当然のようにコップ6杯がセットで。
もはやコースターはなんの意味もない。
番号を読み上げながら置かれていくのだが、
泣き虫であるNo.5は
ちゃんと「甘ったれ」仕様になっている素晴らしさ。

そして全員で「WRYYYYYYY!」と乾杯。
ここはジョジョバー。掛け声も普通じゃない。


料理も個性的

ジョジョバーは酒ばかりでなく料理も豊富。
ただ、当然のごとくメニュー名も
ジョジョにまつわる用語に置き換えられているので
どんなものが出てくるかは予想に頼るしかない。




「ペットショップのからあげ」
イギーとの死闘を繰り広げ、
最強の部類に入るスタンドだったのにッ!




「レッド・ホット・チリ・ポテト」
暗めの店内ではやはり電力が足りなかったのか、
錆びた鉄クズのような色にッ!




「ブラフォードのオムライス」
「LUCK(幸運を)」にPを付け足し、
「PLUCK(勇気を)」と書かれているッ!

いずれも美味でヨダレずびっ!

こういう店はネタばかりが先走っていて
料理や酒は適当かと思っていたが、
ジョジョバーはどれもが満足いくデキで感激した。

そしてあまりにも気になるメニュー「肉の芽」。



肉の芽だけあってDIO直々のメッセージ付き。
えらいことになっているので
弾丸をつかむほどの正確さで食べていこう。




触手をどんどんちぎっていくと
ちゃんと「芽」の部分が出てくる見事さ。脱帽。




これらの酒や料理をすべて1人で用意してくる多才なスタッフ。
ふとシェイカーを振る後姿に注目すると……、




ブ、ブチャラティ!ついに会えた!


ファンアイテムにあふれた店内

さて、店内はジョジョ好きにはたまらないアイテムばかり。



壁にズラりと立てかけられたコミックは読むのも自由。
酒と料理を楽しみながらダラダラ過ごすことも可。
忘れたネタはこれで速やかに確認。




当然のように飾られている石仮面。
「おれは人間をやめるぞ!ジョジョーーっ!!」と
人間を超越するのもよし。壁を垂直に歩くもよし。




額に現在時刻が表示されている
オシャレすぎるムーディブルース。




吉良吉影が愛した手。
ぜひ、サンジェルマンの袋に入れて隠しておきたい。




スティッキー・フィンガーズの能力で壁に潜むブチャラティ。
2人用のテーブル席なのに
おかまいなしに覗いてくる始末。




サイコーに感激した完成度のハイウェイ・スター。
コミックそのままの雰囲気で壁を走ってくるので
時速60キロ以上の速度で全力疾走しよう!


トイレすらもジョジョの世界

ジョジョバーではトイレの方もかなり“奇妙”に。



トイレで踏ん張るアナタに「ゴゴゴゴ」の擬音が
尋常じゃない迫力をもたらすでしょう。




当然ながら便座の上でのジョジョ立ち・DIO立ちは禁止。




トイレといえばやはりポルポの隠し財産。
これで幹部になれる。




ミツケタゾ!しししっ!
スキ間には重ちーのハーヴェストが。
いたるところで小銭を探してます。




手を洗う場所にはカエルと描き文字が。
簡単に「例の場面」を再現できるので退室する前にぜひ。


カクテルも凝りまくり

帰宅途中に少し寄るだけのつもりだったのに
あまりにも楽しくて次々とおかわりを頼む。

 

運ばれてくるカクテルもキャラクターがグラスに描かれていたり、




「イエローテンバランス」なら
ちゃんとレロレロするためのチェリーがついてきたりと
いちいち飽きさせないアイデアばかり。




このグラスを見て「コイン入れるギャンブルできそうですね」と店員に言うと、
「あ、ありますよ」と何か持ってきてくれた。




これはッ!まさにダービーのコレクション!
賭けコインの方はともかく、魂入りの方はスゴすぎ。


ファンはぜひ行こう



初来店するとスタンプカードがもらえるのだが、
頼んだカクテルの欄にどんどんハンコを押してもらえて
全部たまると「だが断る」という日本酒をプレゼント。

しかも全員分のカードがもらえる上に、
自分以外が頼んだ分も押してもらえるので
集団で行ってバラバラのカクテルを頼めば
すごい早さでスタンプを集めることが可能。




今回はカクテルを3杯ずつ頼み、
料理5品でひとり3000円ほど。

帰るときにはお約束のセリフ、
「アリーヴェ・デルチ!(さよならだ)」と言ってもらえるし、
ジョジョ好きとしてディ・モールト、ディ・モールト(非常に)楽しめた。




ネタとしては第1部から第7部までまたがっているが、
そのうちのいくつかを深く知っているか、
全体を浅く知っていれば十分楽しめる。

単純に店として料理も酒もオススメなので
それ目当てに訪れる価値もあるが、
店員もジョジョを知っている前提でアピールしてくるので
グループ内に1、2名はジョジョに精通した人がいた方が
激しい温度差を感じなくていいだろう。

神戸、大阪付近に立ち寄ることがあるジョジョ好きは
ぜひ一度行ってみて欲しい。

告知手段が口コミしかないらしく、
初来店時は「この店のこと、どこで知りました?」と聞かれるので
このブログのことを告げてくれれば嬉しいです。

2回目の訪問



実に2年ぶりにジョジョバーに行ってきた。
相変わらず、ものすごく発見しづらい場所にそれはあった。




以前に来たときと比べ、メニューは格段にオシャレに。




ただ、ザ・ハンドに削られてしまってプリンの値段がわからなかった。




店の隅に実物大のヌケサクが。
手作りらしく、さすがジョジョ愛が本気すぎ。

2017年12月 追記


残念ながら閉店してしまったようです。


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