プチメタ3.0

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現金化されないなら、お宝鑑定はなんとでも値付けできる


骨董品、美術品に対するお宝鑑定や
芸能人のお宅鑑定をふと見かけることがあるが、
そこで提示される値段は一体どの程度信用できるのか。


かなりの高値がついて持ち主が大喜びしたりするが、
売らないまま所持し続けるなら値段なんて関係ないはずだ。


鑑定家の方も「○○百万円です!」と言うなら
ぜひその値段で買い取って欲しいと思う。
自分の鑑定眼に自信があるならできるはずだろう。
(等価値で買い取ると利益が出ないというなら
 鑑定額の90%で買い取るなどのルールにすればよい)


これは経済学における「流動性」というやつで、
どれだけ高い価値が認められても
その値段で引き取ってくれる人がいない限り意味がないのだ。


倉庫に眠っていた壺が3000万円と評価されても
実際にその金額で買い取ってくれる人がいない(流動性が低い)なら
その値段はただの飾りとなる。


物の価値を金額で計る場合は
市場の需要と釣り合っているかどうかが非常に重要だ。
特に家などは購入時の価格を資産価値と考えがちだが、
流動性が低いならそれは資産とは呼べないし、
実際の資産価値は売ったときに初めて決まる。

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