プチメタ3.0

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収入が少ないほど喫煙率が高いという現状


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厚生労働省が発表しているデータによると
生活習慣と年収に相関関係が見られる項目は
「健康診断の受診率」「歯の本数」「喫煙率」の3つ。


収入が低い人ほど健康診断を受診していない。
会社員であれば勤め先で健康診断を受ける指示がされるはずだが、
そういった条件に当てはまらない
アルバイトや短期の契約社員だったりするのだろう。
自費で健康診断を受けるのは収入に余裕がないと無理だ。


また、収入が低い人ほど歯の本数が少ない。
これは経済的に余裕がないから歯医者に通えないとか、
歯の状態をあまり重視しないコミュニティに属しているのだろう。
綺麗な歯を維持するにはコストがかかるし、
健康保険料が未払いだったりするとなおさら無理だ。


上記2つは理由としては理解できる。
それぞれ安定した収入や立場が必要だ。




しかし喫煙率については謎で、
収入と喫煙率は綺麗に反比例の関係になっている。
タバコを日常的に吸うにはコストがかかるのに
収入が低い人ほど喫煙率が高くなるのだ。


ただし、相関関係であるというだけで因果関係かどうかは不明だ。
収入が低くなるほど喫煙率が高いのは事実だが、
「タバコを吸っている人はみんな低所得者だ」というわけではないし、
「タバコをやめれば収入が高くなる」とも限らない。


考えられるのは、強いストレスがかかると
タバコに手を出してしまうという流れだろうか。




戦場に出る兵士がやたらタバコを吸っていたり
発展途上国でタバコの消費量が多かったりするが、
ストレスから一時的に逃れる手っ取り早い手段としては
タバコは安価で身近な存在なのかもしれない。


安定した将来が見通せない人に
「タバコを吸ってると長生きできないよ」という助言は
ひどくナンセンスなのかもしれない。



mclover.hateblo.jp

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