―――「左ききのエレン」5巻より
勉強や仕事であまり評価されなかったときに
「こんなにがんばったのに」という不満を持つ人がいるが、
そもそも世の中の評価は成果で判断されるのが当たり前だ。
調理師がどれだけがんばって作ろうとも
マズい料理が出てくるようなら客は来なくなる。
努力したんだから褒めてくれというのは厚かましいし、
成果が出ていれば実際はどうであれ努力したと見なされる。
がんばっただけで褒めてくれるのはせいぜい身内だけで、
それを外の世界にも求めるのはひどく子供っぽい考え方だろう。
評価というのは自分がどれだけ手間をかけたのかではなく、
相手をどれだけ満足させたのかで決まるのだと早く認識すべきだ。