新作の謎解きブログを公開してから約1ヶ月、
脱出ゲームとして作り上げる過程も大変だったが、
知名度を上げるための広報活動にとにかく苦労している。
最近の市販ゲームでも毎日大量にリリースされる新作と
限られた可処分時間の奪い合いのせいで
ヒットさせるために多大な宣伝費が必要というが、
個人制作だとプロモーションに費用をかけることもできず、
どうやれば人気が出るのかわからない状態だ。
20年前に公開した「フロントライン」は100万ダウンロード、
同時期に公開した「ウゴツール」は50万ダウンロードを突破しているが、
ソフトの売り込みは当時より遥かに難しくなった印象。
ゲーム情報まとめサイトは絶滅寸前
スマートフォンもSteamもなかった時代は
インディーゲーム(フリーソフト)のダウンロードリンクを
まとめて掲載するようなポータルサイトがたくさんあったが、
今はほとんどがサイト閉鎖か更新停止状態になっている。
まだ生き残っているわずかなサイトにとりあえず登録したが、
こういうサイトを利用してパソコンゲームを探す人たちは
もうほとんどいないのかもしれない。
幸いにも謎解きや脱出ゲームをまとめるサイトが見つかったため、
こまめにせっせと登録作業をしている。
また、全国の謎解き情報をまとめているDiscordにも情報を投稿した。
SNS上でのシェアを促進
SNSでの宣伝活動は定番中の定番だが、
ゲーム開発者がよほどのインフルエンサーでない限り、
SNS上でちょっと宣伝した程度ではまず効果がない。
そうなるといろいろな人にシェアしてもらって
影響力の強い人に広まることを狙うしかない。
100階建ての無人ホテルからの脱出成功! 888人目(脱出率23.68%) pic.twitter.com/9NHXq5xjoL https://t.co/uVirkZMAja #100階建ての無人ホテル #謎解き #脱出ゲーム
— かおり@主婦ゲーマー (@0728_kaori) July 22, 2024
いえーい!脱出成功!しかも888人目!
同じ謎を何度も再活用する、ギミックの凝った謎解きが楽しめました!面白かったです!
そこでゲームをクリアした人が
ボタン1つで画像と文章が投稿できるよう
SNSシェア用のリンクを用意している。
その際、ゲームのタイトルのハッシュタグも用意しているが、
まだゲームを知らない人に伝わる方が効果が高いので
「#謎解き」「#脱出ゲーム」というジャンル全体のタグも付け足した。
ただし人気のあるタグは大量の投稿で流れやすいので一長一短。
クリア投稿はかなり効果があり、
感想も合わせて書き込んでくれる人が多いので
開発者としても一番モチベーションにつながっている。
(定期的にエゴサーチしてまとめサイトに追加している)
幸運を引き寄せてアクセス数が急増することもあるのだが、
1日も経てばその波は落ち着いてしまい、
バズらせることの難しさを痛感するばかりだ。
プレスリリースを送りまくる
少し前に初めてプレスリリースに挑戦し、
1作目の謎解きブログへのアクセスを大きく増やしたので
今回も同様にプレスリリースを送りまくった。
今回もGamerというニュースサイトに取り上げてもらえたのだが、
大きなアクセスにつながった前回と違い、
今回はごく限定された効果しかなかった。
その他のプレスリリースはほとんど不発で、
新作公開という意味では前回よりニュース性があるはずなのに
まったく手応えを感じない散々な結果だった。
何十通も送った上でほとんどが無視されるため
自分のプレスリリースが無価値だという確信が強まり、
精神的ダメージをジワジワと負って辛かった。
実況配信への期待
私の作品はどれでも好きに実況してもらっていいのだが、
最近は慎重派の人が多いらしく、実況はおろか
感想の投稿さえも許可が明言されていないと躊躇するらしい。
そこで前作同様に実況に制限がないことを明文化し、
VTuberのコミュニティサイトにも実況募集のニュースを載せた。
幸いにも実況してくれる人が何人か出てきており、
プレイ中のユーザーを観察して喜ぶとともに
その様子を見て新しいネタをいくつかひらめいたので
アップデート要素として反映した。
クリエイター向けハッシュタグ企画に参加
私自身がインフルエンサーでない以上、
SNSでの宣伝効果を高めるには
自分の身内の外に情報を広げる必要がある。
同じようなことを考えるクリエイターがいるようで、
制作物に関する話題を共通のハッシュタグで投稿する提案が
ちょくちょく見つかるので、それらにもこまめに参加する。
「100階建ての無人ホテル」
— D.IKUSHIMA (@DIKUSHIMA) July 12, 2024
選んだ場所に移動したり情報を集めて謎を解いたりと
ブログ上で脱出ゲームを楽しめるようにしたものです。
先週公開しましたが、新たな要素を追加したり見せ方を変更したりと
ちょくちょくアップデートしています。#スーパーゲ制デーhttps://t.co/CvvbLqBcfc
ブログ上で無料プレイできるオンライン脱出ゲームを先日リリースしました!
— D.IKUSHIMA (@DIKUSHIMA) July 23, 2024
誰もいない100階建てのホテルに隠された謎を解き、
無事に脱出する方法を模索する内容です。
ぜひ知恵とひらめきを使う気持ちよさを感じてください!#夏のゲーム制作者祭り https://t.co/CvvbLqBcfc
ブログ上で無料プレイできるオンライン脱出ゲームを
— D.IKUSHIMA (@DIKUSHIMA) August 2, 2024
先日リリースしました!
誰もいない100階建てのホテルに隠された謎を解き、
無事に脱出する方法を探していく内容です。
ぜひ知恵とひらめきを使う気持ちよさを感じてください!#クリ8祭2024 #ゲーム制作https://t.co/CvvbLqBcfc
ブログ上で無料プレイできるオンライン脱出ゲームを
— D.IKUSHIMA (@DIKUSHIMA) August 30, 2024
先月公開しました!
誰もいない100階建てのホテルに隠された謎を解き、
無事に脱出する方法を模索する内容です。
ぜひ知恵とひらめきを使う気持ちよさを感じてください!#もらいでーhttps://t.co/CvvbLqAEpE
こういうのは会社組織ではなく
個人クリエイターだからこそできる支え合いで、
互いのユーザーを呼び込み合うことで
馴染みの薄いジャンルをプレイしてもらう機会にもなるだろう。
まとめ
現時点で公開1ヶ月、プレイ人数は5千人あまりだ。
単純計算なら1日160人ほどが遊んでいることになるが、
人気には非常に波があり、すでに公開直後ほどの勢いはない。
前作は公開3ヶ月で1万人を突破したが、
そこからさらに1万人を超えるのに4年以上もかかっている。
現在、謎解き好きは全国に500万人ほどいるらしいので、
とりあえずその1%である5万人を一旦の目標にしたいが、
ゲームの人気を集めるのは本当に難しくて、作る作業より苦労している。