ハワイのマクドナルド
本場アメリカでのマクドナルドにも行ってみたいと思っていて
iPod touchでワイキキ最寄りの店を検索、晩御飯がてらに行ってみた。
ハワイでは結構な年寄りでもマクドで食事をしているので少し驚く。
歳をとってもジャンクフードお構いなし。
少し並んでいたので列の後ろについてみたが
日本ではカウンター上のメニューだけでなく、
店内の壁際や入り口付近にもメニュー看板があるが、
ここのマクドでは店員の背面上部にしかメニュー表示がない。
カウンター上にメニュープレートが置かれていたりすることもないので
店員の向こう側のメニューを読み取るしかないのだが、
視力の悪い人はメニュー名を読むのがかなり厳しそう。
「Set of Ranch BLT,and one Hamburger,and coke,Please」と告げて注文。
セット1つと単品のハンバーガーとコーラで
11ドルちょっと。結構高い。
ちなみにハワイのマクドでは
セットメニューにパイナップルが付いてきたりする。
個人的にパイナップル好きなので大歓迎。
結果として、味もサイズも日本のマクドと同じだった。
ただし日本にはないメニューがあるので
そういった食事を楽しめるのは新鮮かも。
ドリンクは日本よりも1サイズずつ大きい印象。
日本人の多いワイキキ周辺であっても、
マクドのようなファーストフード店では
アルバイト店員が多いのか、日本語が通じない場合が多い。
注文するメニューを読み上げるだけなので
英語だとしてもそんなに難しくはないが、少し心構えが必要だ。
水陸両用車のダックツアーへ
ハワイ4日目。
この日は「ダックツアー」と呼ばれる
水陸両用車での陸上&海上観光ツアーに参加。
集合場所に行くと、まさにアヒルっぽく塗られた車が。
水上を航行する関係で座席はかなり高くなっており、
車両後部にある跳ね上げ式の階段で乗り込んでいく。
もともとは軍用車(おそらくアメリカ製DUKW)らしく、
60年以上も前の第2次世界大戦で使用されたものを
改造して使っているようだ。
黄色なので明るいデザインに見えるが
軍用車のデザインとしては相当カッコいい。
窓はフロントガラスのみ。
外が直接見える開放感は素晴らしく、
これでワイキキ周辺を走っているだけでも気持ちよかった。
データ上は古い車だが、
平地では60~70キロぐらいが出ているようで
乗っている限りはまだまだ現役。
走っている間はガイドの人がひたすら周辺地域の紹介や
ダックにちなんだ話をしてくれる。
やたらノリのいいおばさんだったのでよかった。
13キロほど走った後、いよいよ入水。
陸上からいきなり海に飛び込む感覚は新鮮。
横幅が大きいためか、船揺れのような感じもない。
水上では時速10キロ程度と一気に遅くなるので
これで軍事利用はなかなか大変じゃないかと思った。
それでも兵士を海上輸送し、
そのまま陸上輸送に移行できるために生まれた車なのだ。
陸上での移動が長かっただけに
海でも長時間観光できるのかと思ったが、せいぜい5分ぐらいで
すぐに陸上へ戻ってきてしまって残念。
ちなみにこのダックツアーでは参加者全員に
クチバシ型の笛がもらえるのだが、
勢いよく吹くとちゃんと「ガー!」という音が鳴って面白い。
帰国してから姪たちにあげたら大喜びしてずっと吹いていた。
陸上に戻るとしばらく海水抜きの時間。
そのスキに車両後方のスクリューも見ることができた。
このままダックでホテル近くまで戻ってくれるかと思ったが
実はツアーはここまでで、
近くからツアー会社の普通の車でホテルまで行くことに。残念。
ダックを降りるとちょうど虹が出ていた。
いよいよ帰国日
ハワイ5日目。
4泊したホテルともお別れ。
お土産で8キロほど重くなった荷物をまとめ、
ホノルル空港へと向かう。
早速、出発前の荷物検査。
日本を出発するときにも手荷物やポケットの中はもちろん、
上着まで脱ぐように言われたが、
アメリカを出発するときにはベルトと靴まで脱がされた。
日本であれば飛行機のチケットに
搭乗口の番号を印刷する配慮が当たり前だけど、
帰国時のチケットはそれがなく、
自分で空港のモニタと照らし合わせて探さなければならない。
搭乗口も80番まであり、
目的の場所までかなり移動しなければならない。
ちなみにホノルル空港は窓がなく、
立っている場所から直接飛行機が見える。
日本の空港の雰囲気と違いすぎ。
でもここの人に「なぜ窓がないのか」と聞いても
たぶん「なぜ窓が必要なんだ」と聞き返されるだろう。
帰りの飛行機は関西空港行き。ほぼ日本人で埋まっていた。
行きと違ってハワイの木曜の昼に出発して
日本の金曜の夕方に到着する。
一日分がどこかに行ってしまうが
昼夜の感覚はほとんどそのままなので楽だ。
帰りの飛行機でも映画を観まくる。
日本では公開前・公開中の作品がいくらでも見れるのが楽しい。
ただ、備え付けのイヤホンが悪いのか環境が悪いのか、
低音がやたらと聞き取りにくく、
ボソボソしたセリフはほとんど聞こえないのが辛い。
日本語吹き替えの映画であっても
字幕を併用しながら観ないといけない。
8時間ほどかけて日本に到着。
日本に着陸すると急に安心感がある。
でもまだドルで換算する感覚と
英語でしゃべりだしたくなる雰囲気が抜けない。
到着した時刻を見計らって妻の携帯にメール来まくり。
周りを見るとみんな携帯をいじっている。この雰囲気は日本だけ。
久しぶりに帰ってきた家もそのまま。
ホテルでiPod touchを使ってネットができたおかげで
未読のメールやサイトもほとんどなく、生活はすぐに元通り。
妙にお腹が減って妻とそばを食べた。以降、2日続けて鍋料理。
初めての海外旅行はどうだったか
旅行には相変わらず興味がないけれど、
今回で言えば「銃を撃てたこと」「英語でやり取りできたこと」
「ドルでの支払いを経験できたこと」が一番の収穫だった。
特に慣れてくると、英語で話を持ちかけること自体が面白くなってきて
日本で日本語しか話さない状況が少し寂しくなった。
「もう一回行きたいか」と言われると、
行ってもいいが、飛行機とホテルだけでもかなりの金がかかったので
資金面でそれだけの余裕ができることと、
もうちょっと飛行機の座席の前後スペースが広くなれば、と思う。
あと、ハワイというのを「ハワイ」という名の大きな島が
ひとつだけある存在だと思っていた。
ハワイ島というのは確かにあるが、観光のメインはオアフ島であって
有名な「ホノルル」も「ワイキキ」も、
いわゆる「ハワイ」と言われて一般に想像するイメージは
すべてオアフ島でのことだと初めて知った。
ただし、それらの島がハワイ州に属するので
「ハワイ州」の意味でオアフ島を「ハワイ」と呼ぶのは正しい。
「ホノルル」はオアフ島内の市で、「ワイキキ」はその中にある地名。
つまり、
アメリカ > ハワイ州 > オアフ島 > ホノルル市 > ワイキキ
となる。
日本 > 兵庫県 > 淡路島 > 洲本市 > 五色
みたいな関係。
今までボヤボヤとしたイメージしかなかったけど、
今回の旅行でその関係がバッチリ理解できた。
そして意外と役立ったのが海外ゲームを遊んだ経験。
牧場で4輪バギーツアーを選んだとき、
「buggy」という単語をいくら拾おうとしても出てこない。
日本で4輪バギーを意味するものは
海外では「ATV」という略称で呼ばれる。
これは「PURE」というゲームで知った。
また、「車」を表す単語として日本では「car」か
せいぜい「ride」という単語を思い浮かべるが、
英語では「vehicle(ビークル)」という単語で
「車両」や「乗り物」を表すことが結構ある。
これも「DESTROY ALL HUMANS!」をはじめ、
いくつかのゲームで出会った単語だった。
海外ゲームの英語のセリフはリスニングが相当に難しいので
表示される英文字が唯一の情報となり、
画面に表示されたものを素早く読めるようになるとともに
初めて見た英単語をいろいろ調べながらプレイしたので、
ハワイ旅行中に「いつかどこかで見た単語」を
目にすることが多かった。
それに加えて、ホテルの部屋でインターネットが使えたので
その日にわからなかった単語、表現を逐一調べて
その都度勉強するというスタイルを保つことができた。
そうすることでどんどん知識量が増えるのが楽しかった。
毎日のようにわからない英単語、
たとえば「おかわり」や「ガムシロップ」の言い方を調べたり、
気になった「Select」と「Choice」の違いや「House」と「Home」の違い、
「Street」と「Avenue」の違いなどをバリバリ検索した。
中学や高校の授業以上に勉強した気がする。
日本語が使える場所がかなり多く、
説明表記も日本語が併記されてたりするし、
「ハワイはほぼ日本語でいける」と言われたりするけど、
外国人アルバイトの店員や店によっては完全に英語だし、
言葉で説明されるときは英語をリスニングできるかが勝負になる。
なにより、こちらの希望を最大限に叶えるには物怖じせずに
つたない英語であっても積極的に話していく方がいいことがわかった。
ヘリや銃、英語や海外など、未知・未体験だったものが
この旅行で一気になぞれたのはプラスになった。
おわり。