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椅子をなくして効率を上げるというキヤノンのやり方は極端としても
こういうよくわからない理屈で
目先の利益を上げようという方針はどの企業でもあると思う。
もともとは「経費削減」と叫んでいたところだが、
最近はそれを「エコロジー対策」などと言い換えて
ケチなのではなく地球環境のため、という大きな後ろ盾で
社員が虐げられる機会が増えている気がする。
確かに無駄を省くというコンセプトは悪くないにしろ、
それによって不便・不快が生じるなら
結果として社員の労働力やモチベーションが下がり
総合的な損得で言えばマイナスな気がする。
だが、そういう労働力やモチベーションというものは
経費と違って数値に表れないので
どうにも後回しにされているようで。
快適に仕事ができる、という環境が
どれだけ社員の能力を加速させるかを
実感している経営者はどうにも少ないなぁ。