謎解きコンテストの3次予選で敗れてから1ヶ月後、
街歩きとホテル探索を合わせた謎解きに挑戦した。
リアル脱出ゲーム 感想その38
「黒猫を追いかける白猫、白猫を追いかける君」
これは街なかを歩きながら行う謎解きと
京都ブライトンホテルの館内での探索を合わせたもの。
一般的な宿泊プランと謎解きがセットになっており、
シーズンにもよるが、朝食がついて1人15000円ほどだった。
チェックインは15時からだが、宿泊日の午前中でも
ホテルのフロントに行けば謎解きキットをもらえるので
チェックインまでの時間を有効に使える。
そうして意気揚々と謎解きを開始したものの
最初の2つの問題それぞれでいきなり詰まってしまった。
たいてい序盤の謎解きは練習代わりでサクサク解けるのだが、
言葉を当てはめる方法が複数あったり
図が表す意味があやふやすぎたりと混乱したのだ。
序盤からこんなに詰まると思わなかったが、
やむなくヒントサイトを見て突破した。
3つ目の謎は割とサクサクと解けたが、
一度歩いたルートをそのまま同じように戻ったり
行き来するエリアにほとんど飲食店がなかったりと
周遊謎解きとしての魅力に欠けるのが残念。
1時間半ほどで前半部分をクリアしたが、
この時点では印象はあまりよくなく、
期待ハズレの不安を抱えたままホテルにチェックインした。
以降はホテル館内での謎解きとなるが、
ここでいきなり問題の質が変わり、
解きごたえのある難易度と結構なボリュームに驚かされた。
問題は難しいが納得性の高い謎解きが多く、
悩みながらもギリギリで解ける絶妙な設定。
しかも謎解き付きプランのためか、
部屋に大きな机があって作業がしやすく、
いくつもの用紙を広げながら試行錯誤できるのはありがたかった。
ホテル内の探索エリアは宿泊客でなくても通れる場所に限られるが、
意図して探さないと見つからないような場所にうまく隠されており、
館内の造りを活かした謎の散りばめ方に感心した。
就寝時間となる深夜の探索は禁止されているが、
先日プレイした大阪のホテル謎解きとは違って
翌日のチェックアウト時間まで謎解きを楽しめる設定なので、
あまり焦らずに食事や休憩ができるのも嬉しい。
結局、ホテル内の謎解きは2時間ほどでクリアすることができたが、
前半の街歩き部分と違って非常に満足できた。
問題の構造も難易度も館内の使い方も素晴らしく、
いくつもの驚きと達成感を味わうことができた。
これなら前半の周遊部分を捨てて
ホテル内の謎解きを倍にしてくれてもよかったほど。
複数の情報をもとにひらめく必要がある問題が多いが、
ヒントサイトも充実しているので
そこまで謎解きが得意でなくても
少しずつヒントを開いていけばなんとかなるだろう。
ホテル近辺の飲食店が少なすぎて街歩きに向かないことと
序盤の問題の表現がイマイチだったところは残念だが、
後半の館内謎解きのデキが非常によく、
ホテル自体の居心地もよかったので
全体としては満足度の高いイベントだった。
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