画面に出現するボタンを押したり
引っ張ったりするだけのシンプルなノベルゲーム、
「ダレカレ」に大きく心を揺さぶられた。
イラストと短い文章でストーリーを展開しつつ
少しだけゲーム性を織り交ぜた絵本のような作風は
「Florence(フローレンス)」を思い出す。

ルールや操作が場面ごとに変化するが、
どうすればいいのかがまったく説明されず、
手探りで正解を見出していくところが面白い。
また、少し歯がゆいゲーム性が
主人公の置かれた状況と絶妙にマッチしていて
ジワジワと明かされていく世界観に引き込まれる。
1時間ほどでクリアできる短編だが、
映画を1本観たような深く重い体験ができる傑作。
わずか600円と価格面でも買いやすいので
ぜひ余計な予備知識をつけずにプレイしてみて欲しい。
