プチメタ3.0

刺激を受けた物事に対する感想や考察、資産運用や英語学習、自己成長に関することなど。


ハイジのおじいさんから学ぶ7つの教育方針

アルプスの少女ハイジ Blu-ray メモリアルボックス reblog.hateblo.jp
アルプスの少女ハイジ」が再放送していたので
おそらく人生3度目ぐらいに全52話を観直した。

子供の頃に観たときには「山も楽しそうだな」とか
「ハイジかわいいな」ぐらいしか思わなかった作品だが、
今見るとハイジと暮らすおじいさん(アルムおんじ)は
教育者として素晴らしいことに気付いた。

1.子供の好奇心やチャレンジを制限しない

子供が興味を持ったことに対して、とりあえずやらせてみる。
たとえ技術が必要な内容であっても失敗から学ばせる。

2.自立した行動をする機会を与える

ハイジたちが子供だけで行動することを制限せず、
自分たちで経験を積み、成長することを促した。

3.命の危険から守る

子供の力では対応できないような危険に対して警告し、
危険に出くわしてしまったときには確実に助けに来てくれた。

4.現実の厳しい面をきちんと見せる

ハイジがヤギをペットとしてかわいがろうとしたときに
彼らはあくまで家畜であり、価値がない場合の行く末や
生きるために犠牲にしなければいけないことを隠さなかった。

5.子供の才能を正確に見抜き、育成する

ペーターが木工細工に興味を持ったときに
適度な課題と機会を与え、責任感と達成感を味わわせた。

6.必要な教育を提供する

限られた人としか接する機会のない山の生活を中断し、
ハイジを学校に行かせて字の読み書きや社会性を身につけさせた。

7.子供たちの可能性を見い出す

クララの足が動く可能性を見抜き、改善策を提供するとともに
リハビリ意欲が向上するよう努めた。

まとめ

とにかく保護者として素晴らしく模範的な人物で、
過保護や過放任、過干渉などで問題と言われる
現代の親世代にぜひ見てほしい。

ちょうど作中に登場するロッテンマイヤーさんが
子供たちの好奇心や可能性を摘み取ってしまう
悪い保護者の例としてわかりやすい。

クララの立つシーンばかりが名場面として抜き出されるが、
全体として非常にバランスがよく、うまく練られたアニメだと改めて思う。
観たことがある人もない人も、ぜひこの機会に観て欲しい。

総アクセス数