プチメタ3.0

刺激を受けた物事に対する感想や考察、資産運用や英語学習、自己成長に関することなど。


趣味は散歩です、ということ



就職活動を控えた学生の履歴書を見ていると
趣味の欄に「散歩」と書く者が結構な割合でいる。

ただ、就職面接で使われる履歴書という意味では
散歩が趣味と言われても話を広げるのが非常に難しい。

「散歩」という言葉が持つイメージとして
旅行のようにどこか明確な目的地があるわけでもなく、
家を出発して歩ける範囲の近所をぐるっと回って
どこにも立ち寄らずに元の場所に戻ってくる感じがするのだ。

同じルートを巡るのでも「ランニング」と称すると
運動好きで活発なイメージが湧くのだが、
「散歩」と言われると独りで意味もなく近所を徘徊する印象がある。

また、他の趣味と違って「今から始めるぞ!」と意気込む感じがしない。
「テニスに行ってくる」「映画を観てくる」という趣味と違って
散歩は「暇だし、散歩でもするかぁ~」というような、
他に何もすることがなくてダラダラしているイメージがつきまとう。

話を広げる難易度の高さから、学生には
「散歩以外の何かしらの趣味を書いた方がいいよ」と言うのだが、
就活に限らず、恋愛面とか世間話でも
「趣味は散歩です」という発言の地位を上げる方法はないものか。


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