就職活動の面接練習をしているときに気になるのが
「先ほども言いましたが」という学生の発言だ。
おそらく学生側に悪気はなく、
新たなエピソードやアピールを思い付かなくて
言った内容を使い回すことを申し訳なく感じているのだろうが、
相手からすると「さっきも言いましたよね!?」
と念を押されているような気がするのだ。
「履歴書にも書いていますが」という発言も同様で、
学生としては履歴書に書いている内容を
そのままなぞるような説明で申し訳ないと思っているのだろうが、
言われた面接官は「書類をちゃんと読んでいないんですか?」と
詰め寄られているような印象を受ける。
こういった表現は面接だけでなく
気を遣う相手とやり取りするときは常に避けた方がいい。
発言を繰り返すことに申し訳ない気持ちがあろうが、
ちゃんと説明済みだと伝えたい気持ちがあろうが、
とにかく相手が必要な情報を求めているのは確実なので
余計な前置きを言わずに何度でも説明をすればいいのだ。
わざわざ不要な一言を添えて
自分の印象を悪くするメリットはない。