プチメタ3.0

刺激を受けた物事に対する感想や考察、資産運用や英語学習、自己成長に関することなど。


ギャンブルで勝った金は次の負けまでの維持費になるだけ

かりにその日に買ったとしても、
その金は次の掛け金として使うだけで、
結局は次の負けまでの “ギャンブル維持費” になっているのです。


―――「ギャンブル依存症」より


ギャンブルが恐ろしいのは
負けた場合は損を取り戻そうとしてまた賭けるし、
勝ったら勝ったで次の勝ちを期待してまた賭けてしまうこと。
つまり勝っても負けてもギャンブルがやめられない。


総務省が公表している資料によると
各ギャンブルの払戻率(還元率)は以下の通り。

払戻率
宝くじ 45.7%
サッカーくじ 49.6%
競艇 74.8%
競輪 75.0%
オートレース 74.8%
競馬 74.1%

ちなみにパチンコ・パチスロの還元率は80~85%あたりのようだ。


試行回数が増えるほど偏りが少なくなって
確率の値通りに収束してしまうので、
始めた当初は大きな勝ちにブレることがあっても
長く続ければ続けるほど還元率に合わせて損をしてしまう。
還元率が80%のギャンブルなら
やるたびに賭け金の20%が失われてしまうのだ。


あらゆる趣味はコストがかかるものなので
ギャンブルも娯楽として楽しんでいるだけならまったく問題ないが、
娯楽ではなく利益を目的にやっているなら
期待値が100%以上でないと意味がない。


また、普段の生活や人間関係に支障をきたしているのに
「娯楽として楽しんでいる」という建前でごまかしているのも危険だ。
(これはギャンブルに限らず、アルコールや課金ゲームなど
 依存性のあるもの全般に言える)


「儲かっている気分になっているだけ」だったり、
「ギャンブルするせいで何かができていない」なら
一度、自分の状況を冷静に振り返った方がいいだろう。

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