タワーディフェンスというジャンルは
ゲームとしては珍しく守りに特化したもので、
敵の進路に多数の兵器を配置し、
自陣の防衛ラインに来るまでに殲滅していくのが目的だ。
強力な兵器を設置するにはコストがかかるので、
どこにどんな兵器をどの程度置くかという配分が重要。
ゲーム中は常に金策に苦しむことになるが、
曲がり道や分かれ道など
ひとつの兵器が多くの敵と接する場所は
費用対効果が大きくなるので狙い目だ。
「Kingdom Rush Frontiers」には
そういったタワーディフェンスの面白さが凝縮されていて、
一旦遊び始めるとズルズルと時間を投じてしまう。
兵器をどこに配置するかだけでなく
パワーアップの方向性まで選べるので戦略の幅が非常に大きいし、
臨機応変な対応が求められるステージギミックに驚かされる。
難易度カジュアルでも結構な歯ごたえがあるが、
限られたコスト内で敵の猛攻をしのぎ切れると非常に気持ちいい。