先日アップデートされたiOS14によって
Apple公式のワイヤレスイヤホンであるAirPods Proで
「空間オーディオ」と呼ばれる立体音響機能が有効になった。
イヤホンやヘッドホンのサラウンド機能は珍しくないが、
AirPods Proによる空間オーディオでは
音に包み込まれる感覚以上に
ジャイロ機能を活かした音の指向性に驚かされた。
空間オーディオを使うにはAirPods Proに加えて、
ある程度最近のiPhoneかiPadが必要になる。
AirPods Proを持っている人なら
iPhoneの設定画面内で手っ取り早く体験できる。
設定のBluetoothを開き、
AirPods Proの項目の右端にある「i」を押す。
各種メニューの中にある「機能を試してみる」を開く。
自分の周囲を音が包み込むのはもちろんだが、
左前あたりに聞こえるマラカスのような音が
まさに「そこにある」という存在感が感じられてスゴイ。
ただ、今のところ空間オーディオに対応しているのが
Apple公式の動画配信サービスである
「Apple TV+」上の動画だけというのが残念。
しかもAmazonプライムビデオのように
会費だけで無料視聴できる映画がほとんどないので、
適当な映画を検索して予告編を観てみることを勧める。
一般的なイヤホンだと頭の中から音が聞こえる印象だが、
空間オーディオはちゃんと前から聞こえる上に
驚くのは顔を左右に向けても音の方向が変化しないこと。
イヤホン外の音がシャットアウトされているはずなのに
振り返っても常にiPhone本体の方向から音が聞こえるので
イヤホンを着けている感触がしない感覚が不思議。
動画視聴時の没入感が満足度が非常に高まるので
ぜひYouTubeやNetflixなど
各種動画サービスのサラウンドにも対応して欲しい。