阪神電車を使った街歩き謎解きから1ヶ月半、
次は名古屋の市営地下鉄を使った謎解きにチャレンジした。
リアル脱出ゲーム 感想その28
「地下迷宮に眠る謎2020」
これは名古屋周辺を走る市営地下鉄を使って
いくつかの駅を移動しながらプレイする周遊型の謎解き。
これまでプレイした「7人の乗客の奇妙な1日」や
「謎解きメトロ旅」と同じタイプだ。
まずは駅にある交通局サービスセンターなどで
1日乗車券のついた謎解きキットを2300円で購入。
ただ、冊子の最初の数ページを開いただけで嫌な印象を感じた。
本筋に関係のない練習問題から始まり、
店の紹介と観光する際の心構えが何ページも続く。
謎解きかと思ったら地元の店舗に関するクイズばかりで
単なる当てずっぽうで答えるしかなく、
その答えが謎解きに絡むような造りにもなっていない。
わざわざ電車で移動したのに
ちっとも本来の謎解きが始まらず、
腑に落ちないまま次の駅が指示される有り様。
プレイを進めてもクイズの域を出ない問題ばかりで
期待していた気持ちよさが味わえず
ひたすらフラストレーションがたまった。
キット内の封筒を開いたあたりでやっと謎解き感が出てくるが、
後半も面倒なタイプの展開が多く、
解き方をひらめいても作業の煩わしさにウンザリする。
謎解きの冊子に無関係な観光情報が何ページも含まれる最悪の造りで、
全体的にやたらと観光を強制してくる雰囲気があり、
謎解きを楽しんでもらおうというより
店への立ち寄りや写真撮影を押し付けがましく勧めてくるばかり。
食事や休憩を含めて6時間ほどでクリアはしたものの、
最後はひたすらイライラしながら解く状態だった。
これまでプレイした謎解きの中でも最低と言えるデキで、
謎解き系の大手であるSCRAP主催なのに
かかった費用や時間に見合わない満足度の低い企画だった。
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