―――「チェーザレ 破壊の創造者」10巻より
そろそろ新年度が始まり、進級・進学後の
新しい勉強が始まる人も多いだろうが、
それはつまりレースが始まったということだ。
同じ時間でどれだけ成長できるかで勝敗が決まる。
多くの学生は「知らない状態は恥ずかしい」と考え、
自分の理解度が低いことがバレないよう
適切な相手に質問する機会を先延ばしにしてしまう。
そして自分と同じ問題点を持つ他人を探して安心したり
自分と同じレベルの者に相談したりして
正しい対処をしないで済むよう自分をごまかしてしまう。
そうこうしているうちに
優れた人との差はどんどん開く。
こういう人は自分を成長させることより
プライドを守ることを優先してしまっているのだ。
希望やを叶えたいなら
プライドを捨ててガムシャラになるしかない。
学んでいる人が無知なのは当たり前だ。
わからないと申し出ることは恥ではなく、
理解が遅れている状態を放置している方が
よほど恥ずかしいと考えるべきだろう。
学習の第一歩は自分の無知を認めることだ。
レースの勝率を上げたいなら恥を捨てるしかない。