大阪を舞台にした周遊謎解きを楽しんだあと、
きまぐれボックスの自宅謎解きに挑戦した。
リアル脱出ゲーム 感想その177
「魔女の星紡ぎ」

これは一人前の魔女になることを目指して
旅をする少女を主人公にしたもので、
ストーリーを進める小説を読みつつ、
LINEや問題冊子で提示された謎を解いていくというもの。
小説は120ページを超える大ボリュームだが、
会話を中心としたライトノベルのような文体と
感情移入しやすい主人公のおかげでサクサクと読めるし、
ダレる前に問題を解く指示が出るのでテンポを崩さない。
また、謎解きのバリエーションも多岐にわたり、
LINEに提示された問題を解くだけのものもあれば
いろいろなキットを活用して答えを導くものもあって、
マンネリにならず毎回新鮮な体験が楽しめるのも素晴らしい。
最初から最後まで難易度は低いのだが、
いろいろな工夫が詰まった贅沢な構成のおかげで
謎解きに慣れた人でも楽しめる完成度の高さ。
しかもヒントも細かく区切られているので初心者でも困らない。
ただ、問題冊子で濃い茶色を背景としたページが見づらく、
半透明のトレーシングペーパーを使う場面で
何が書いているのか読めなかったりするのは不便だったし、
これだけ凝った造りなのに
なぜかクリア画像が用意されていないのも残念。
とはいえ、クリアまで2時間40分と
相当な遊びごたえを感じる内容と、
短編なのにいろいろな要素を回収しつつ
しっかり盛り上げていくストーリーに興奮できた。
2850円ときまぐれボックスの作品の中では高めだが、
コストパフォーマンスが非常に高くて満足できるので
同メーカーの中でも特にオススメしたい作品。
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