英語を勉強してしばらくすると
洋書の多読に挑戦することになるだろう。
文法や単語の知識がある程度身に付いたら
実際の英文にたくさん触れて浸透させるためだ。
ただ、簡単すぎる英語本だと訓練にならないし、
難しすぎると辛いばかりでなかなか進まない。
自分のレベルに合った洋書を探すのには意外と苦労する。
私自身もそういった経験があったが、神戸市の電子図書館で
いろいろな英語児童書を読みあさったときに
ふと手に取った「Curious George」シリーズが
英語多読にかなり適していると感じた。
日本では「おさるのジョージ」という名前で有名なキャラクターだが、
ジョージがジャングルからやってきた
「Curious George」が1作目というだけで、
それ以外の作品はナンバリングされておらず、
話の前後や予備知識が問われないようになっている。
そして、同じシリーズなのに
作品によって話の長さも複雑さもかなりの差があり、
それがおおよそページ数に比例するようになっている。
つまり、自分のレベルに合ったページ数さえわかれば
入門者でも中級者でも対応できる幅広さがあるのだ。
絵本なだけにどんどん読み進められて気持ちいいし、
嫌なことをするキャラクターが皆無なので読後感もいい。
どの本から読み始めても問題ない上に
大量のシリーズが出版されているので、
一度手を出せばしばらくは楽しめるだろう。