主にWeb上で活躍するマンガ家、サレンダー橋本。
はじめはずいぶん雑な絵だという印象を受けるのだが、
人間の汚い内面をえぐる作風がたまらなくなってくる。
サブカル同士の探り合いを題材にした
「ポップであるくらいなら俺は死ぬ」などは
それぞれの分野で見かける光景だろう。
かと思えばシュールさ全開の4コママンガもあり、
この人の描く世界観にどんどん興味が湧いてくる。
(上記はいずれも「恥をかくのが死ぬほど怖いんだ。」に収録)
少し前に読んだ「働かざる者たち」も
会社で見かけるダメ人間を扱った皮肉たっぷりの作品で、
エグい作品が好きな人たちにぜひ注目して欲しい。