プチメタ3.0

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仕手筋のやり口がよくわかるサルを欲しがる男の話

昔むかし、ある村に男が現れて村人たちに言いました。
「サルを1匹1000円で売って欲しい」
サルは村では珍しくもなく、そこら中にいたので
村人たちはさっそく森へ捕まえに行きました。

男は村人たちが捕まえた何千匹ものサルを
1匹当たり1000円で購入しましたが、
そのうちサルの数が少なくなってきたので、
村人たちは捕まえに行かなくなりました。

そこで男はサルの値段を
1匹当たり2000円にすると発表しました。
この新しい発表により
村人たちはまたサルを捕まえに行きました。

しばらくするとサルの数がさらに減ってきたので
村人は捕獲をやめました。
すると男の申し出は2500円へと吊りあがりました。

しかしサルの数はかなり減ってきているので、
捕まえるどころか見つけるのさえ難しくなっていました。
男はとうとう値段を5000円にまで吊り上げました。

あるとき、男がビジネスのために
町へ出向かなくてはいけなくなったので、
彼のアシスタントが代わりにサルを買いつけることになりました。

男が留守の間にこのアシスタントは村人たちにこう言いました。
「今まで彼が集めてきたこの多くのサルを
 あなたたちにこっそり3500円で売りますから、
 明日彼が戻ったらそれを5000円で売るといいでしょう」

村人たちはそれぞれお金を出し合って、
そのすべてのサルを1匹3500円で買いました。

しかしその後、村人たちは
男もアシスタントも二度と見ることはなく、
ただサルだけがそこら中にあふれていました。


面白い。
株式市場というか、仕手筋と呼ばれるやり方の例えかな。

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