プチメタ3.0

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英語が理解できても翻訳作業には手間がかかる理由

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英語力が身に付いてきたことが周囲にも知られるようになると
なにかの機会に「ちょっと翻訳して欲しい」と頼まれることがある。


しかし、英語が読めたとしても翻訳作業は意外と手間がかかる。


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おそらく翻訳を頼んできた人には
英語を日本語として読解しているように思えるのだろう。
読解する途中の和訳した部分を抜き出せば
それで翻訳が完了すると想像してしまう。


しかし実際には異なる。


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英語を読む人は英語を見ながら
ダイレクトに脳内で意味を想像しており、
いちいち日本語に変換しているわけではない。
いざ翻訳しようとすると、一旦、頭にイメージしたものを
日本語で文章化する必要があるのだ。


たとえば


Some students respect the teacher who seem to know everything.


という文章なら「some students respect」を読んだ時点で
何人かの生徒が誰かを尊敬している姿を想像するが、
それが誰なのかはまだモヤモヤしている状態。


そしてその後の「the teacher」で先生の姿を想像し、
「who seem to know everything」でどんな先生なのかを補完する。


この段階で文章の意味は理解できているのだが、
これを翻訳しようとすると


何人かの生徒は尊敬している、その先生を、すべてを知っているように見える


というバラバラの日本語訳にしたあと、


何人かの生徒はすべてを知っているように見えるその先生を尊敬している


という文法として正しい語順に直し、
さらに日本語として冗長的な部分を削除して


なんでも知ってそうなその先生を尊敬する生徒もいる


という文章にする必要がある。


「英語を理解した」ところから
「適切な日本語として出力する」までの差が大きく、
英語が読めたとしても翻訳が大変なことはわかって欲しい。


同時通訳というのは上記の作業を瞬時に連続で行っているわけで、
卓越した能力とエネルギーを発揮している超人なのだ。