プチメタ3.0

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「英語には敬語がない」わけがないだろう

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「英語には敬語がない」と言う人がいるが、
人間社会で使われる言葉である以上、
気を遣う相手に対する丁寧な表現がないはずがない。


語尾を「ですます調」にしたり、
「言う」を「おっしゃる」に置き換えるような
日本語の敬語ルールとは異なるだけで、
当然ながら同様の「普通より丁寧な表現」は存在する。



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文章の持つ意味を変えないまま
ダイレクトな表現から婉曲な言い方にすることで
相手に気を遣った丁寧な態度を表すのだ。


いろいろな英文を読んでみるとわかるが、
同じ状況でもさまざまな表現方法があり、
それによって乱暴だったり丁寧なだったりと印象が変わる。


「英語には敬語がない」などと言う人は
単にほとんど英文を読んだ経験がなく、
英語に対する間違ったイメージを
検証もしないまま公言するような未熟な人間なのだ。

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