先日、西暦2000年前後に生まれた学生たちと接しながら
「彼らはスーファミはおろか、
初代プレステすら体験したことないかもなぁ」と想像し、
自分の中では当たり前と思っていた出来事が
実は割と貴重な記憶なのでは、と思った。
そこで、現在に至るゲームの歴史をちょっと書いてみようかと
非常に気楽な気持ちで書き始めてみたが、
途端にいろいろな記憶が蘇ってきて
2記事書いてもファミコン時代が終わらない。
また、ちょうどいい写真を探したり
発売年や値段などもいちいち調べる必要があるので
記事ひとつ書くのに何時間もかかり、
「これはちょっと大変なことを始めたかも」と思った。
結果的に、1977年から2017年までの40年間をまとめるのに
7ページも費やした。倒れるかと思った。
特に子供の頃の想い出は
想像以上に密度が高くて自分でも驚いた。
ただ、こうして一元的にまとめてみると
時代に合わせた技術の進化や各メーカーの競争戦略、
前世代の反省などがゲーム機に反映されていることがよくわかる。
私は運がいいことに、すべての世代を
実体験として味わうことができたが、
今後、ゲーム業界を目指す学生たちのためにも
こういう社会科の授業があってもいいかも、と思った。