プチメタ3.0

刺激を受けた物事に対する感想や考察、資産運用や英語学習、自己成長に関することなど。


生きるために必要な栄養素をすべて含んだ完全食「COMP」を試してみた


www.comp.jp


生きるために必要な栄養素をすべて含み、
それさえ食べていれば生きていけるという「完全食(完全栄養食)」。
登場した段階から気になっていたので
その中でも一番有名な「COMP(コンプ)」を試してみた。


商品に詳しい説明書が付いていないので
実際に利用する上でわかったことをまとめておく。

完全食を利用する主目的は2つ

完全食を利用する目的は大きく2つで
「カロリーコントロール」と「必要な栄養素の摂取」だ。


普段の生活でバランスよく適切な食事を維持するのはかなり難しく、
好き勝手に料理しているとバランスもカロリーも適当になってしまうが、
栄養バランスの取れた完全食であれば
量を調整するだけでこの問題を解決できる。

パウダー、グミ、ドリンクの3種類がある

COMPには、水に溶かして飲むパウダータイプ
固形をそのまま食べるグミタイプ
最初から液体になっているドリンクタイプと3種類の商品がある。


どの商品が合うかは人によってかなり好みが分かれるので
最初は少量で試してみる方がいい。

回数単位ではなくカロリー単位で購入する

とりあえず何日分か買って試してみようと思ったが、
COMPは「1食分」という分け方ではなく
カロリー単位でパッケージ化されているので、
1回の食事で何カロリー分を摂取するのかを自分で考える必要がある。

1キロカロリーあたり1円前後

タイプによって多少、値段の差はあるが、
400kcalのパックが400~500円になるので
1キロカロリーあたりおおよそ1円になる。


ただし、400kcalのパウダー3パックと
400kcalのグミ2パックがセットになったトライアルパックを
1000円(+送料500円)で買うこともできる。

パウダータイプは何に溶かすかで印象が大きく異なる

パウダータイプはプロテインのように
何かしらの飲み物に混ぜて摂取する。


非常に細かい粉なので、シェイカーがなくても
スプーンで混ぜるだけでかなり溶けてくれるのはありがたいが、
開封後のパッケージが密閉できないのは残念。


きな粉のような粉っぽさがいつまでも口に残るのは人を選ぶし、
自分が抵抗なく飲めるものを見つけ出すのに苦労した。


とりあえず試した組み合わせは以下の通り。


パウダー+水
ミルクのようなクリーミーな液体になるが、
牛乳や豆乳が苦手な私にとってはかなり抵抗がある。
水よりもお湯の方がまだ飲みやすくなるような印象。


パウダー+ペットボトルのお茶
お茶の風味はまったくなくなり、ミルクになってしまう。
水と混ぜたときと近い仕上がりで、
牛乳が苦手な私には抵抗が強い。


パウダー+コーヒー
公式サイト上で挙げられていた例のひとつだが、
コーヒーの苦味とパウダーの味がケンカしてイマイチ。
普段も毎朝コーヒーを飲むのでちょうどいいかと思ったが、
1杯飲むのに30分以上かかるほどチビチビ飲んだ。


パウダー+紅茶
コーヒーと比べて圧倒的に飲みやすい。
紅茶とはまた違うが、こういうお茶なんだという感覚で飲める。


パウダー+オレンジジュース
オレンジの風味がカバーしてくれてかなり飲みやすくなる。
ピルクルビックルのような乳酸菌飲料に近い感覚で、
試した組み合わせの中では一番おいしい。
ただ、せっかくの完全食なのに糖分を余計に摂ることになるのと、
ジュースの分だけコストが上がってしまうのは気になる。


グミタイプはお菓子気分でサクサク食べられる


扱いに苦労したパウダーと違い、
グミの方はお菓子みたいで相当に食べやすかった。
指が汚れるのは難点だが、
場所を選ばず短期間で済ませられるのがいい。


ただし、結構な歯ごたえと甘さなので
何十粒か食べると疲れてくる。
もう少し個性を弱めてくれた方がよかった。

完全食に置き換えても空腹感は感じない

溶かして飲むだけのパウダーも
お菓子のようなグミもそれぞれ満腹感があり、
普通の食事と比べて空腹感に悩むことはなかった。

時短効果は大きい

一般的な食事と違って
献立を考えたり調理したりする必要ないので、
食べることに伴う時間や迷いがぐっと減る。
食事に関する手間を減らしたい人には有益だろう。

すべての食事を完全食に置き換えるのは厳しい

400kcalのパッケージはレトルトカレーぐらいの大きさで
パウダーなら茶碗1杯もの粉末、グミなら40粒前後と
想像以上に結構なボリュームになる。


生きるために必要なカロリーは
年齢や性別や活動量によっても異なるが、
1日2000kcalほどをすべて完全食に置き換えるのは
単調な食事を膨大な量こなさないといけないので難しい。


食べる・味わうという行為は
ストレス解消や娯楽、人付き合いの役目もあるので
すべての食事を完全食に置き換えてしまうと
作業感が出過ぎてウンザリしてしまう。


また、必要なカロリー量を摂取しようとすると
1日あたりの食費が2000円ほどになり、
満足度が低い割にコストが高く感じるだろう。
同じカロリーを摂取するなら普通の食事の方がずっと安い。


これさえ食べていれば生きていられる、というのは
理論的・肉体的には正しいのだろうが、
精神面のストレスやコストの問題、対人関係を考えると
完全食だけで生きていくのはまだ難しい。


完全食に置き換えるなら、朝食や昼食など
軽めの食事に限定した方がいいように思う。

総アクセス数